HOME

風の便り

フォーラム論文

編集長略歴

問い合わせ


生涯学習通信

「風の便り」(第42号)

発行日:平成15年6月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. 二本足の伝統と戦え!

2. 遅すぎたモデル

3. 「子育て支援」システムの貧困

4. 子どもプログラムの条件 (第35回生涯学習フォーラム報告)

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

MESSAGE TO AND FROM

   お便りありがとうございました。いつものように編集者の思いが広がるままに、お便りの御紹介と御返事を兼ねた通信に致しました。みなさまの意に添わないところがございましたらどうぞ御寛容にお許し下さい。

山口県山口市 西山香代子様

   過日はネットワークエコーの10周年おめでとうございました。帰って以来、会場からいただいた具体的なご質問が頭を離れず、遂に原稿にしてみました。書き言葉にすると抽象的で固くなるのですが、実際の青年達の結婚難はもっと具体的で、混沌としていることでしょう。質問者のMさんにお知らせしてみて下さい。伝統に二本足が付いているように、伝統との戦いも二本足の人間が信念と情熱を持って実行してみるしかないと感じています。本気でやるのなら応援に伺います。

長崎県島原市 原 洋様

   資料の送付ありがとうございました。長年、視聴覚機器の教育効果に疑問を持っていましたが、「がまだす島原」の雲仙普賢岳噴火体験シアターの迫力には脱帽でした。なるほど、5感を総動員する事件の再現方法は何万言を費やすことに優りますね。翻って、いただいた島原新聞の記事のように、子どもの成長の要素を並列して、基調講演は、「自立」の危機には触れているが、人格や個性、協調性には触れなかったというコメントには閉口しました。自立の土台が確立していないのに、人格の陶冶も、個性の伸長も、協調性の育成もできる筈はないのです。記者の発想は、今回フォーラムの論文で取り上げた育児書の多くと同じく、成長の要素にも、「生きる力」の要素にも、重要度の違いがあり、発達を促す順序性があることを忘れているのです。「児童中心主義」の意味を誤解している学校や教育行政の責任を訴えて来ましたが、情報を拡散するメディアの解説責任はさらに大きいですね。

大分県別府市 宮崎克巳様

  いろいろ実行委員の発想が交錯し、纏まるまでのやり取りで御心配をお掛けしました。6月の企画委員会で若干の修正をして10月の大分移動フォーラムが決定しました。参加する私たちは、遠足気分です。みなさんとの勉強半分、交流のたのしみ半分です。生涯学習は楽しみながらやりましょう。準備の上でお手伝いすることがありましたらお知らせ下さい。

佐賀県神埼町 宮崎はつよ様

   思いがけぬ研修会での久々の再会でした。ご活躍の様子は待ち時間にお茶をご馳走になった三神教育事務所の方から伺いました。社会の転換期は生涯学習の重要性を証明する最大チャンスですが、残念ながら、社会教育の働きが足りませんね。どんなにぶつかろうと女性の意見を言うべきです。行政と「協働」する支援可能なボランティアのシステムを作ってみて下さい。「ボランティアただ論」に加担する意志は毛頭ありませんが、支援システムができたあかつきにはなんなりと応援に参ります。沢山の切手をありがとうございました。12月の件は確かにお引き受けしました。

鳥取県鳥取市 田村仁志様

   写真届きました。写真は正直ですね。自分も含め、十年来の知己は10年分だけ老けました。若いのはお会いして間もない、岸本さん、北村さん、松浦さん。山田教育長はデジカメにこっていますね。様々なメールをいただくようになりました。次は三朝の秋を楽しみにしております。最近、校長会に呼んでいただくようになりました。ちやほやされて、ただただ多忙の故でしょうか、多くの方の精神が硬直しています。にこやかな岩垣校長に「自由の刑」の予感がします。彼を生涯学習へ呼び出して上げて下さい。

 

過分の郵送料をありがとうございました。

佐賀県神埼町 宮崎はつよ様

佐賀県東背振村 最所三千夫様

福岡県春日市 田中久記様

 

←前ページ    次ページ→

Copyright (c) 2002, Seiichirou Miura ( kazenotayori@anotherway.jp )

本サイトへのリンクはご自由にどうぞ。論文等の転載についてはこちらからお問い合わせください。