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風の便り

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生涯学習通信

「風の便り」(第102号)

発行日:平成20年6月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. 男女共同参画の核心-「なぜ家事はそんなに辛いのか!?」

2. 非権力行政」としての「社会教育」推進

3. お知らせ: 第84回生涯学習フォーラムin行橋-福岡

4. 形式と内容 -社会的承認と親睦のさじ加減-

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

MESSAGE TO AND FROM

  お便りありがとうございました。今回もまたいつものように編集者の思いが広がるままに、お便りの御紹介と御返事を兼ねた通信に致しました。みなさまの意に添わないところがございましたらどうぞ御寛容にお許し下さい。

福岡県宗像市 賀久はつ 様

 たった1行の「あかちゃんポスト」の論旨に反応していただき、さすが助産のお仕事をなさって来た方だと感服いたしました。熊本の試みは、無責任な親を浮かび上がらせる象徴ではなく、「社会の養育機能」が不可欠であることを象徴しているのだと思います。「母」にこだわれば多くの子どもが生きられないという時代が来ているということでしょう。社会の中枢で女性に家事と子育てを任せて平穏に生きて来た男たちにはそのことが見えていないのです。

佐賀県佐賀市 小副川ヨシエ 様

 今年も「通学合宿」をご計画ですか?戦後教育の「子ども観」はいっぺんには変わりません。鍵は学校にあり、先生方にあります。子どもの「自主性」も、「主体性」も、「権利」も、「人権」も学校が旗を振って来たのです。子どもを先生方と同じ位置においたのも先生方です。結果的に、子どもがいまだ「半人前」の存在であるという認識を否定したのは学校なのです。「子宝」でありながら、同時に「半人前」であるという認識のさじ加減こそが先人の知恵だったのです。
 今年も小学校のご協力を得て子どもの変容に挑戦するつもりでおります。ご都合が付きましたら発表会は是非ご覧下さい。テレビの人気番組のように子どもの「生きる力」の「before」と「after」がはっきり保護者に認識できるような変容を工夫する必要があるのです。「通学合宿」の場合も同じです。「カイザーの教訓」のご感想有り難うございました。

熊本県天草市 富崎剛章 様

 合併後の生涯学習政策はいかがでしょうか?テレビをつけるたびに若者や少年の事件が頻発しております。どなたも未だおっしゃらないですが、「教育公害」が露呈し始めているのだと確信しております。7月には天草で行われる県のPTA研修会にお招きを受けております。初めて「しつけの回復 教えることの復権」を訴えます。

佐賀県佐賀市 秋山 千潮 様

 「勧興」の祭り、とくと拝見いたしました。一挙手一投足、お見事でした。理論的にも、感覚的にも得心するところが多くありました。7/19の第84回生涯学習フォーラム;「勧興」で何を見たか!?で論じてみるつもりです。音楽クラブ「ラルゴ」の皆さんと歌った「夏は来ぬ」の歌詞に今更ながら驚きました。かつての日本の子どもの文化水準が高かったのは「子どもの思考レベルに合わせない」教育が厳然と存在したからなのですね。『橘のかおる軒端の 窓近く 蛍とびかい おこたり諌むる 夏は来ぬ』には脱帽でした。
 


過分の郵送料ありがとうございました。
佐賀市 小副川ヨシエ 様、 福岡県宗像市 賀久はつ 様 同宗像市 竹村 功 様 熊本県天草市 富崎剛章 様
 


 

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