(1) 子ども達の発達を支援します。同時に、お母さんに代表される保護者の子育てを支援します。
i 支援のスケジュールは働いているお母さんを想定しています。
ii 支援の中身は「一人前」を育てることにおきます。
iii 「発達支援」の為に指導の原則と方法を共通化しています。
(2) 目標は「自分のことは自分でする」,「自分のことは自分で決める」,「異年齢の共同生活に適応する」ことです。
(3) 指導の原則は以下の3つです。
i 「やったことのないことは出来ない」→子どもが自分で試してみるよう,応援と指導をします。
ii 「教わっていなければ分からない」→指導者は「手本」を示し,やってみせて,やり方を説明し,「やらせて」みます。
iii 「練習しなければ上手にはならない」→反復と練習は「寺子屋」の基本です。
(4) 指導はあいさつ、作法、集団行動、基本生活技術など「共同生活の型」を反復練習します。
(5) 子どもが、指導者の制止にもかかわらず、指導者を著しく侮辱したり,他の子どもに危険を及ぼすような行動を止めなかった場合には「塾長」が「しりをたたく」など物理的な処罰を行います。
5年目に入って、今回の保護者アンケートの特徴は次の2点です。第1は、積極的協力を申し出ている保護者が16人もいたことです(寺子屋の実践が浸透し,理解されて来たことを喜んでおります)。第2は、いかなる理由があっても「尻を叩く」程度の「体罰」でも拒否する保護者が初めて10人(20%)を超えたということです。実行委員会では、過保護と「子ども当事者主義」が病的に進行していることを危機意識を持って受け止めています。それゆえ、新学期の「寺子屋通信」に託して次の文章を全保護者に送りました。以下は関連部分の抜粋です。