HOME

風の便り

フォーラム論文

編集長略歴

問い合わせ


生涯学習通信

「風の便り」(第80号)

発行日:平成18年8月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. 幼少年教育の失敗−「教育公害」

2. 幼少年教育の失敗−「教育公害」(続き)

3. A小学校始動

4. 第69回フォーラムレポート

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

★MESSAGE TO AND FROM★

 お便りありがとうございました。今回もまたいつものように編集者の思いが広がるままに、お便りの御紹介と御返事を兼ねた通信に致しました。みなさまの意に添わないところがございましたらどうぞ御寛容にお許し下さい。」

★鳥取県大山町 山田 晋 様
 いただいたメールがあまりにも面白かったので読者の皆さんにご紹介します。
 『今から800年ほど前、三徳山は大山寺によって焼き討ちに遭って以来、現在でも二つの山は僧兵同士が交戦・休戦状態とのこと。そこで平成のこの世に綱引き合戦で決着を着けようと、三朝町より大山町に申し出がありました。そこは世界遺産の登録をめざす三朝町、過去の歴史を現代に復刻し、中学生同士で仲直りの行事を思いつくあたりはさすが。
 受けた山口大山町長は仲直りより競い合う中で友好関係を、と檄を飛ばす。
 かくして8月4日、三朝町のキュリー広場で三朝中と大山中の生徒100名が世紀の大合戦(写真ー略?残念)となった。両校25名の4チーム同士が各2回戦、合計8回の勝負でした。折しも開山1300年祭とキュリー祭で集まった多くの観客の熱い声援と、そして真夏の太陽も降り注ぎまさに灼熱の熱戦でした。
 三徳山三仏寺米田住職、大山寺圓流院大館住職も行者衣装で、両校校長は僧兵姿で熱の入れよう。しかし結果はなんと4対4の引き分けとなり(左上円写真ー略) 中学生同士が長い歴史に粋な配慮(?)か。勝負は来年、今度は大山寺で決着を着けることになってしまった。』

★福岡県みやこ町 平田 敏子 様
 今年の「寺子屋」キャンプは修羅場でした。病人も出ず、事故もなかったのは日ごろの基礎訓練の賜物だと思っています。人の真の価値はその方がいなくなった時によくわかるものです。町長さんの価値も、あなたの献身も見る人が見ればよくわかることでしょう。岡山大学で寺子屋の話をしました。受講生の一人が匿名で感想を下さいました。少し長いですが、「寺子屋」の本質を言い当てていると思いますのでご参照下さい。

●<その1>●  「型が大切」と言われていましたね。囲碁には「つけのび定石」と言うのがあります。基本中の基本です。これを知っていると,いろんな場合に応用できます。自己流も大切ですが,まずは,基礎・基本(定石)だと考えています。

●<その2>● いろんな言い方があります。
  行動が変われば,習慣が変わる。
  習慣が変われば,態度が変わる。
  態度が変われば,心が変わる。
  心が変われば,人格が変わる。
  人格が変われば,人生が変わる。 です。
 寺子屋は「いい行動(意味が分かっていなくても)を3年間続ければ,十分」と言っていましたが,本当にその通りだと思います。

●<その3>●  私がラグビースクール(4才〜15才)を指導していた時のことです。スクールの校長は「今は,『ラグビー』の種をまいている。中学校へ行き,部活動で『野球』の芽が出てもいい。高校で『サッカー』の花が咲いてもいい。大学で『テニス』の種ができる。これでいい」とよく言っていました。「子供に『テニス』の種をまいても,『陸上競技』の芽が出てもいい」と。
 寺子屋が想像もしない方向へ進むこともあるでしょう。でも、まいた種は、かたちを変えても確実に、進化・成長するでしょう。

★山口県光市 中野 悟 様
 下関心友会の事業ご苦労さまでした。お好み焼き屋での遭遇は奇遇でした。叶わぬ願いですが油谷湾のダイビングのお供などもしてみたいものだとお話に憧れたものでした。心友会の皆さんを支えているあなたを始め、藤井さん、田中さんなど部外の方々のやさしさに打たれました。どれほど会員の方々に励ましになったか、想像に余るものがあります。身内にご病人を抱えながら、会があれだけの企画を立てて初めの一歩を踏み出しただけでも大成功です。大島先生が生涯学習センターには報告いたしました。苦労がひとつ実を結んで担当の先生方もお喜びと知らせがありました。はからずも、私自身が人の人生の岐路に立ち会ったようで、責任の重さに震える思いでした。出会いに感謝します。本当にありがとうございました。
 


 

←前ページ    次ページ→

Copyright (c) 2002-, Seiichirou Miura ( kazenotayori@anotherway.jp )

本サイトへのリンクはご自由にどうぞ。論文等の転載についてはこちらからお問い合わせください。