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風の便り

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生涯学習通信

「風の便り」(第97号)

発行日:平成20年1月

発行者:「風の便り」編集委員会


1. 男たちに分かるだろうか!? 最後の「アウトソーシング」-「子育て」と「介護」

2. 男たちに分かるだろうか!? 最後の「アウトソーシング」-「子育て」と「介護」(続き)

3. 試作:「部首の構成を音読の方法で覚える漢字練習」

4. 権利が先かそれとも義務が先か?

5. MESSAGE TO AND FROM

6. お知らせ&編集後記

●●●●● お知らせ ●●●●●

1 第82回大分移動フォーラム
地域発「活力・発展・安心」デザイン実践研究交流会

● 日時: 平成20年3月1日(土)15時- 2日(日)昼まで
● 場所: 梅咲き誇る三浦梅園誕生の地「梅園の里」
● 参加費: 500円(宿泊費などは別途必要です)。
● 内容: 「地域や産業を体験させる活動」4事例
       「文化・スポーツ・交流の場つくり活動」4事例
       「教育の恊働による子どもを育てる活動」4事例
       その他基調提案と記念講演があります。
● 問い合わせ・申し込み: 東国東(ひがしくにさき)デザイン会議事務局 富永六男さん
TEL0978-65-0396   FAX0978-65-0399
住所:国東市安岐町糸永2323 〒873-0354
申し込みは2/22(金)までにお願いします。
詳しくはホームページ『学びの広場大分』をご参照ください。
 

2   八木山小学校
6年生を送る公開発表・感謝の集い
● 日時: 平成20年3月7日(金)午後14時開始-
● 場所: 八木山小学校体育館(飯恷s八木山)
● 主な発表内容: 
(1)  抜粋披露・学年別「学力向上プログラム」
(2)  全校恊働朗唱:児童・教員・保護者・地域の方々の朗唱コラボレーション:「雨にも負けず(宮沢賢治)」、「父よ、母よ、ふるさとよ(万葉の歌から現代短歌まで)」
(3)  体力向上・身体表現プログラム:第7回全国学生エアロビック選手権大会第2位;九州女子短期大学専攻科木下さんの振り付け・指導による創作エアロビックス
(4)  ふるさと学習・身体表現プログラム:ハンガリー革命5周年記念モニュメント像作製・「アート未来」理事・審査員雨宮一正氏の制作指導による児童の手作り獅子頭を取り入れ、地元の獅子舞保存会のご指導による「八木山獅子舞群舞」
(5)  八木山小学校「親子の約束」運動の成果報告
*飯塚市立八木山小学校(福岡県飯恷s八木山693-1 TEL:0948-22-2951)

3  「豊津寺子屋」3学期発表会
● 日時: 平成20年3月15日(土)10:00-
● 場所: 豊津公民館(京都郡みやこ町豊津)
● 主な発表内容:
(1) 「豊津寺子屋」4か条の心得
(2) 始めの歌(「雨にも負けず」:宮沢賢治)                   
(3) 論語カルタ(暗唱60句)
(4) 3学期の歌と踊り                             
(5) 縄跳び選手権
(6) 手話と歌
(7) 終わりの歌(「夕暮れのときは良い時:堀口大学」)
(8) 子どものお礼とあいさつ

 

4 第3回山口県人づくり・地域づくりフォーラム
日時: 平成20年2月23-24日
会場: 山口県セミナーパーク(山口市秋穂二島1062、TEL:083-987-1730)
 

5 未定の予定:
生涯学習通信「風の便り」100号発刊記念
 第83回生涯学習フォーラム
「リレートークと感謝の夕食会」

 


■■■■■ 編集後記: − 妻と親しむ ―  ■■■■■

 雲が低く、空が暗いと、時に、お天気一つで気持ちが落ち込む日がありますね。何をやってもうまく行かず、原稿も進まず、先日は、鍵を忘れて家を出たばっかりに我が身自身を玄関から閉め出して、妻が帰宅するまで3時間も震えて庭の手入れをしていました。雨がしとしと降り出して、犬たちが"なにをしてんの!?"と窓ガラス越しに首を傾げていました。己のうかつと衰えが切ないものです。
 啄木ならずとも、「友がみなわれより偉く見える日」もありますね。なるほどそういう時は、「花を買いきて妻と親しむ」です。しかし、その妻が朝からはつらつと見えて、「あれもやって」、「これもやって」、「あの人にも会って」などと動き出すと、どことなくペースとリズムがついて行けず、気持ちの上で置いて行かれてしまう日もあります。

啄木は

「放たれし女のごとくわが妻の
振る舞う日なり
ダリヤを見入る」

と歌っています。啄木は若い頃に歌っているのですが、この年になった自分の身にも滲みますね。

「いつか是非、出さんと思う本のこと、
表紙のことなど
妻に語れる」とも。

私も言ってみることがあるのですが、面白そうなテレビ番組に没入している妻に「シーッ!」などと言われる時は辛いですね。啄木はテレビのなかった時代の人ですが、彼もまた、「おれのこと聞いてんのかいや!と思ったでしょうか?

「ひとところ、畳を見つめてありし間の、
その思いを、
妻よ、語れというか」。

子ども達が巣立って二人っきりになるとそういう日もありますね。

「真白なる大根の根の肥ゆる頃
うまれて
やがて死にし子のあり」

 約30年前に次女がお産の事故で亡くなって以来、死んだ子の年はわが家でも今も数えています。
今度、応援している小学校の3学期発表の朗唱の中に五島美代子さんの名作を入れてみました。

亡(な)き子(こ)来(き)て袖(そで)ひるがえしこぐと思う月白(つきしろ)き夜(よ)の庭(にわ)のブランコ(五島美代子(ごとうみよこ)、「そらなり」)

貧しくて、借金に苦しんだという啄木は、

「本を買いたし、本を買いたしと
当てつけのつもりはなけれど
妻に言いて見る」

とも歌っています。聞いている妻も切なかった事でしょう。愚痴はいかんですが、それにしても日常の刹那を捉えたなんという啄木の才能でしょうか!!
 


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(代表) 三浦清一郎 E-mail:  kazenotayori (@) anotherway.jp

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