謹賀新年2016

新年明けましておめでとうございます。
昨年も多くの皆様に大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。

実家に帰省して、何となく2015年を振り返っているうちに年を越してしまいました。今年も健康に大過なく1年を過ごすことができたことに感謝しています。

昨年も活動の成果はある程度出すことができたと思いつつも、自分で大体ここまでやればこれくらいの成果が出るかなと予想する範囲での成果にとどまっていた感がありました。余裕を持って仕事ができるようになることは悪いことではありませんが、なんというか、その状態に自分が先に飽きてくるようなところがあって、昨年後半は自分の能力的な壁の前でウロウロしながら、この数年で自分の向かう方向において何にフォーカスするのが良いか考えながら過ごしていたところがありました。

目の前の仕事をこなしながら、気持ち的には模索が続いていましたが、おかげで今年はフォーカスする方向がある程度見えてきました。後はその方向に沿って仕事をしていけば、年末にはある程度成果が出ているだろうという希望を持って臨んでいきたいと思います。基本的な方針は、研究者として他の人がやらないこと、やろうとも思わないことをやる、社会に有用で面白いことを面白くやる、ということです。この方針は10年以上変わっていませんが、最近気持ちが薄れていたことで、考えがぶれて逡巡しがちになっていたようなので、この点は今年は基本に立ち返って進んでいこうと思います。

年齢的にも40代半ばに差し掛かろうとしており、ここからもう一段階大きな仕事をするには、そろそろドライブをかけてチャレンジしていかないといけないという気持ちが高まっています。焦らず着実に進めて、足りないスキルの学び直しも力一杯やっておこうと思います。

今年は昨年以上に重要な仕事が増えそうなので、気を引き締めながら、存分に腕を振るっていきたいところです。具体的な活動内容については、順次ご報告していくことになるかと思いますので、面白がって見守っていただければと思いますし、多くの方々と共に成果を出していければと思います。

そのようなことを考えつつ、新年初日を過ごしています。
皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

Ludix Lab公開研究会:愛和小学校 × Ludix Lab 「i和design冬期講習会」(12/26)のお知らせ

早くも年末になってしまいましたが、今年最後の土曜日にLudixLabの公開研究会を開催します。Facebook等の他の手段で告知して最近ブログが後回しになってますが、お気づきでない方のために改めてお知らせいたします。

今回は、ICTを導入した先進的な教育実践の取り組みで知られる愛和小学校の先生方をお招きしてのジョイントセッションです。Ludix Labフェローの為田裕行さんの企画で実現しました。為田さんにはいつも私が持っていない観点から企画を出していただいて、パワフルにご尽力いただいてます。


愛和小学校 × Ludix Lab 「i和design冬期講習会」@東京大学
http://peatix.com/event/130377

【概要】
ゲームと学習に関する研究・開発・実践を支える学術的な研究ユニットLudix Lab(藤本徹 代表)の公開研究会として、多摩市立愛和小学校(松田孝 校長)が推進する「i和design」を学校の先生方に体験していただくための冬季講習会を、東京大学にて開講します。

この公開研究会では、小学校におけるプログラミング教育や教科教育でのタブレット端末などのICTを導入した先進的な教育実践の取り組みで知られる愛和小学校の授業をダイジェストで体験できます。また、Ludix labのメンバーと、ゲーム学習やゲーミフィケーションの知見を用いて、学校を楽しくて学べる場にする方法を考えるランチョンセッションにもご参加いただけます。

一年の締めくくりに、愛和小学校での現場の知見とLudix Labのアカデミックな知見に触れてみませんか。

【スケジュール】(予定)
朝会 仕掛け人によるイントロダクション
為田裕行(フューチャーインスティテュート株式会社 取締役、Ludix Labフェロー)

1時間目 校長講話&「マインクラフト」を取り入れた授業実践
テーマトーク「タブレット端末の機能を活かした新しい授業づくりの方法」
松田孝 (多摩市立愛和小学校 校長)

2時間目 小学校でプログラミング!
愛和小学校でのプログラミング教育実践報告
LEGO EV3を活用したワークショップ
算数などの授業への導入について検討

ランチョンセッション「学校を楽しくて学べる場にする方法を考える」
福山佑樹(東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 特任助教、Ludix Labフェロー)
藤本徹 (東京大学 大学総合教育研究センター 助教、Ludix Lab代表)

3時間目・4時間目 模擬授業風ワークショップ
タブレット端末の機能を活かした新しい授業づくりの方法!を体感
ロイロノートスクール&スクールタクトを活用して、社会と国語の授業を実施。
授業での効果的活用を体感します。

★開催日時:2015/12/26 (土)10:30 – 16:30

★会場: 東京大学本郷キャンパス福武ラーニングスタジオ1・2(B2F)

★参加費:学校教員2000円、一般5000円(昼食付です)

★定員: 30名(先着順)
・主な対象:学校教員、教育関係者

※なお、本セッションの模様は、主催者が撮影・録音し、Webサイト等での広報や講演資料、書籍等に使用したり、メディア取材に対して提供したりする場合があります。ご了承の上でご参加ください。

★登壇者プロフィール:
藤本 徹(ふじもととおる): 慶應義塾大学環境情報学部卒。民間企業等を経てペンシルバニア州立大学大学院博士課程修了。博士(Ph.D. in Instructional Systems)。2013年より現職。東京工芸大学芸術学部非常勤講師等を兼務。専門は教授システム学、ゲームの教育利用や社会的応用の研究、シリアス ゲーム開発者教育。著書に「シリアスゲーム」、訳書に「テレビゲーム教育論」、「デジタルゲーム学習」、「幸せな未来は「ゲーム」が創る」など。

為田 裕行(ためだ ひろゆき): 慶應義塾大学総合政策学部卒。大学卒業後、西日本の大手学習塾企業を経て、 フューチャーインスティテュートの設立に参画。 以後、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学の教壇に立つと共に、 学校教員向けの研修プログラム設計、授業計画コンサルテーション、 教育テレビ番組や幼児向け教材、サービスなどの教育監修も行っている。学校、教育委員会、学習塾向けの教育ICT導入支援を手がける。

福山 佑樹(ふくやまゆうき):東京大学大学院学際情報学府修士課程、早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程を経て、2014年より現職(博士:人間科学)。ゲームを利用した社会問題の学習手法など、ゲームと教育・学習の関係性について研究している。学内ではアクティブラーニング型授業の実践・普及を担当。分担執筆に「職場学習の探究」、「対人援助のためのグループワーク2」など。

i和designチーム:多摩市立愛和小学校 有志の先生方。

★主催: Ludix Lab(NPO法人Educe Technologies)
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参加申込、お問い合わせは下記の開催概要をご参照ください。
http://peatix.com/event/130377

年末押し迫っての開催ですので、もう年末休みに入られている方もいらっしゃるかもしれませんが、久々の公開研究会です。どうぞご参加ください。

ECGBL 2015の国際シリアスゲーム・教育ゲームコンペティションで「ジョブスタ」がノンデジタルゲーム部門最優秀賞を受賞

Facebookなどでは速報でお伝えしましたが、その後慌ただしく過ごしていてブログでご報告しそびれていましたので、改めて参加&受賞のご報告です。

先日、ノルウェーのスタインシャーで開催された第9回European Conference on Games Based Learning(ECGBL 2015)において、3rd International Serious Educational Games Competition(第3回国際シリアスゲーム・教育ゲームコンペティション)が行われました。

ECGBL 2015
http://academic-conferences.org/ecgbl/ecgbl2015/ecgbl15-home.htm

このゲームコンペにLudix Labで開発したキャリア教育カードゲーム「ジョブスタ」でエントリーしたところ、幸いにもノンデジタルゲーム部門最優秀賞を受賞しました。 福山佑樹さん、浅見智子さんとの共同開発したゲームです。論文発表の方も好反応で無事に終わりました。

Fujimoto, T., Fukuyama, Y., and Azami, S. (2015) Game-Based Learning for Youth Career Education Using a Card Game ‘JobStar’. Proceedings of The 9th European Conference on Games Based Learning. 203-209. Nord-Trondelag University College Steinkjer, Norway. [download]

「ジョブスタ」は今回、このコンペのために即席で英語版を制作して、英語での説明資料を準備して参加しました。日本語版は製品化して、法人向け研修パッケージとして販売しています。各種研修向けゲームを扱っておられる株式会社HEART QUAKEさんに販売をお願いしています。研修や授業で使ってみたい方はぜひご検討ください。

「未来の仕事」を創り出せ!「ジョブスタ」紹介ページ(HEART QUAKE社ウェブサイト)
http://heart-quake.com/jobsta.html

なお、来年のECGBLは、スコットランドのペイズリーにあるUniversity of the West of Scotlandで10月6~7日に開催されるとのことです。ゲームコンペは日本で開発されたシリアスゲームを海外でアピールする良い機会ですので、ぜひ来年に向けてエントリーをご検討ください。

ECGBL 2016
http://academic-conferences.org/ecgbl/ecgbl2016/ecgbl16-home.htm

 

日本教育工学会全国大会での活動予定

早いもので9月も下旬に入りました。今回の投稿からブログの見栄えが変わりましたが、ブログを改修しました。古いバージョンのMobableTypeをずっと使っているのが気になっていたので、夏休みに思い立ってWordpressに移行して、サーバの移転など少しずつ作業していてようやく運用開始して最初の投稿です。まだデフォルトそのままな感じで適当ですが、もう少し見栄えや使いやすさの改善を図りたいと思います。

さて、前の投稿でお知らせしましたように、明日9月21日から23日まで電気通信大学で開催される、日本教育工学会第31回全国大会の一般研究発表とSIGセッションで発表します。私の発表は初日午前の一つ目です。最近のCoursera、edXで提供されているMOOCの動向から、MOOCの特徴を活かした展開についての話題です。

MOOC配信による高等教育のグローバル展開の動向
○藤本 徹,荒 優,一色 裕里,山内 祐平 [東京大学]
http://www.jset.gr.jp/taikai31/program/program_session.php?tp=1a#a_1a-B102

それと今回は、SIG-05「ゲーム学習・オープンエデュケーション」の活動成果として、この分野の研究動向や研究リソースをまとめたSIGレポートを制作しました。一緒に編集をご担当いただいた北大の重田先生のチームの皆さんのご活躍で、見栄えの良い感じのデザインで仕上がりました。大会会場のSIG紹介ブースで無料配布します。目立つSIG紹介ポスターを用意していただいてますので、どうぞお越しください。

大会3日目 (9月23日)午後のSIGセッションでは、このレポートの内容をベースにした発表やディスカッションを行います。
http://www.jset.gr.jp/taikai31/program/program.php

SIGレポートの執筆者からの話題提供として、この分野の研究動向やこれまでに取り組まれた研究を紹介し、今後の研究課題や議論すべき点について検討します。
SIG未登録の方も気軽にご参加ください。

SIG-05: ゲーム学習・オープンエデュケーション
9月23日(水)14:10~16:40 会場:B102
コーディネーター: 藤本 徹(東京大学), 重田 勝介(北海道大学)

セッション構成(予定):
・趣旨説明
・ゲーム学習分野の動向:藤本 徹(東京大学)
・教科横断型学習・インフォーマル学習におけるゲーム学習研究事例:福山 佑樹(東京大学)
・オープンエデュケーション分野の動向:重田 勝介(北海道大学)
・MOOC事業におけるビジネスモデル要素:北村 士朗(熊本大学)
・「Open」にすることの意味:永嶋 知紘(北海道大学)
・グループディスカッション、全体総括

 

近々の研究発表・講演予定など

 毎日暑いですね。相変わらず目先の仕事に時間がとられて、なかなか先の予定など整理して考える時間を作れませんが、このまま原稿書きの宿題を片付ける夏休みに突入です。少しスローダウンしながら、あれこれ仕掛りの案件を片付けたいと思いますが、ひとまず近々の研究発表や講演の予定などお知らせします。
★「Minecraft x Education 2015」基調講演
まず、もう明日ですが、8月9日(日)に早稲田大学で開催されるMinecraft x Education 2015のカンファレンスで、午前の基調講演セッションで講演します。
Minecraft x Education 2015
http://www.mcedu.jp/
★「日本教育工学会第31回全国大会」研究発表
9月21-23日に電気通信大学で開催される日本教育工学会第31回全国大会の一般研究発表とSIGセッションで発表します。私が参加しているSIG「ゲーム学習・オープンエデュケーション」でこの分野の研究動向や研究リソースをまとめたSIGレポートを準備しています。大会会場で配布するとともに、SIGセッションではこのレポートの内容をベースにした発表やディスカッションを行います。
http://www.jset.gr.jp/taikai31/program/program.php
MOOC配信による高等教育のグローバル展開の動向
○藤本 徹,荒 優,一色 裕里,山内 祐平 [東京大学]
http://www.jset.gr.jp/taikai31/program/program_session.php?tp=1a#a_1a-B102
★ECGBL2015
ノルウェーのスタインシャーで開催される9th European Conference on Games Based Learningでカードゲーム「ジョブスタ」についての研究発表を行います。ゲームコンペにも出品して書類審査を通過したので、初日に審査プレゼンと公開デモがあります。ノルウェーに行くのは初めてで楽しみですが、発表もコンペもどうなることかヒヤヒヤです。
http://academic-conferences.org/ecgbl/ecgbl2015/ecgbl15-home.htm
Game-Based Learning for Youth Career Education Using a Card Game “JobStar”
Fujimoto Toru, Yuki Fukuyama, The University of Tokyo, Japan and Satoko Azami, Japan
 秋に予定されているこれらの学会発表や海外出張を終えた頃には、もう寒くなって年末が近づいているという状況で、慌ただしく1年が過ぎていきます。このほか準備中の出版予定や研究会なども頑張って前に進めて順次お知らせしたいと思います。

誕生日を迎えての近況など

 42歳の誕生日を迎えました。
 多くの方からFacebookなどでお祝いメッセージをいただきありがとうございました。個別にお返事できなくて申し訳ないですが心より御礼申し上げます。このようなタイミングは、ご無沙汰している方と気軽にキャッチアップするきっかけになって良いですね。飲み会やご相談のお誘いをいただいた方々もありがとうございます。ご希望に合わせて時間作りますので、ぜひまた日程調整させてください。
 近況のご報告ですが、東大に来て5年目に入り、担当する業務も海外向けのMOOC専任に近い状態で動けるような立場になったので、ここ数年でも一番精神的に余裕のある状態で仕事できているのが嬉しい変化です。昨年の誕生日に書いているブログを読み返しても感じますが、しばらく実際降ってくる仕事を受け身でさばくだけで精一杯の厳しい時期が続いていました。周囲のご配慮をいただいたおかげで一番厳しい時期はなんとか乗り切って、今は少し落ち着いたところにいる状態でしょうか。
 昨年から今年にかけて、成果を形にするということに集中してきましたが、現在は日本教育工学会が進めている教育工学選書「ゲームと教育・学習(仮)」の巻の共編著者として刊行準備を進めています。遅れていた担当分の原稿執筆も最終段階ですので、ペースアップして遅れを挽回したいと思います。
 Ludix Labの昨年からの活動成果として、キャリア学習カードゲーム「ジョブスタ-Create Your Star Job-」の製品版と英語版の制作を進めています。英語版は国際会議のゲームコンペにエントリー予定です。今年度のシリアスゲーム開発ワークショップも順調に進んでいますので、今年後半にかけて、次の作品を出せればと思います。
 大病もせずほどほどに健康に過ごしていますし、大事なく後厄の年を過ごしていますので、40代という歳をあまり実感しませんが、薬局で目薬を選ぶ時など、ナントカ40とかいう中年向け商品を選ぶ年頃に入ってきたことを日常でふと感じさせられます。若い頃の闇雲に馬力で頑張る力が落ちていたり、きちんと睡眠を取らないと機能しなくなっていたりして、できなくなっていることもあるのですが、少し以前の自分ができなかったことができるようになっている成長実感はこの年になっても感じています。来年はどんなことを考えて過ごしているだろうかと毎年楽しみに思っていますが、来年もそういう気持ちで誕生日を迎えられればと思います。

Ludix Lab「シリアスゲーム開発ワークショップ」(2015年度前期)開催のお知らせ

 昨年度開催しましたLudix Lab「シリアスゲーム開発ワークショップ」を今期も開催しますのでお知らせします。
 今期のテーマは「地域振興・地方創生」です。地域振興に貢献するゲームの企画を立てて、参加者で企画をブラッシュアップし、プロトタイプ開発を進めます。 
 企画趣旨はいたってシンプルで、「何かシリアスゲームを作りたいのだけど、独りでは進められないので、誰かと一緒にやれたら」というニーズにお応えする場です。4か月ほどの間に2時間×5回のセッションを行えば、結構な活動ができて、プレイアブルなデモは十分に開発できます。
 たとえば、昨年度のプロジェクトで開発した、キャリア学習カードゲーム「ジョブスタ」は、3か月間で企画の概要を固めて、プレイアブルなカードゲームが完成し、昨年度のワークショップ最終回に行った「プレイテスト大会」に出展しました。その後下記のような研究発表や導入実績につながりました。

★学会発表:
藤本 徹, 福山 佑樹, 浅見 智子 (2015) キャリア学習カードゲーム「ジョブスタ」の開発と評価. 日本デジタルゲーム学会2014年次大会予稿集, 110-113.
★導入実績:
大学生協「就活応援ステーション」ワークショップ, 大学生協インターカレッジコープ, 2014年11月
ベネッセ未来EXPOワークショップ, 幕張メッセ, 2015年3月28日
★メディア掲載:
週刊キャンパスTV#55 就活ワークショップ「ジョブスタ」を取材!2015年1月

 まだアイデアがないのだけど、という方も最初はアイデアソンから入って企画を進めるという形で進められますし、既に企画を持ち込んだ方と一緒にチームを組んで開発に参加することもできます。
 今期は火曜に変更して、下記のような要領で、月1回ほどのペースで、18時30分~20時30分に開催予定です。皆さんどうぞご参加ください。

拙稿掲載のお知らせ「ゲームの今」「放送メディア研究12」「日本教育工学会論文誌」

 年度末につみあがっていた〆切群を何とか乗り切って新年度に入りました。まだ残っているものを片付けつつ、新年度の活動を始動しはじめたところです。
 昨年後半にかなり研究成果のアウトプットで時間を取っていましたが、今年に入りその結果が日の目を見る段階に入ってきました。ここ最近で下記3本の拙稿が掲載されましたのでご報告いたします。
 刊行順にご紹介しますと、まず、ソフトバンククリエイティブから刊行された「ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード」(徳岡正肇 編著)に「シリアスゲーム・ゲーミフィケーション.」という原稿を寄稿しました。タイトル通り、シリアスゲームとゲーミフィケーションの周辺概念の整理、これらの違いや、近年の動向について解説しています。年明けに入稿して2月に刊行されるというかなりのハイペースだったのですが、ゲーム業界の旬のテーマを豪華著者陣が寄稿して充実した内容の一冊に仕上がっています。
 次に、NHK放送文化研究所が毎年発行している「放送メディア研究」に「ゲーム学習の新たな展開」という論文を寄稿しました。これはシリアスゲーム、ゲーミフィケーション含めゲーム学習についてこれまでの動向を概観して、ここ数年に見られる新しい展開について焦点を当てて解説したものです。
 もう一つ、日本教育工学会論文誌に採録された「ゲーム要素を取り入れた授業デザイン枠組の開発と実践」が掲載されました。これは東京工芸大学のゲーム学科で担当した「シリアスゲーム論」の2011~2013年の3年間の「クエスト授業」の実践成果を論文化したものです。
 今年度は論文に加えて、ゲーム作品も商品化の準備をしています。一人の手で回らないことが増えてきて、お知らせなどが遅れがちになっていますが、少しずつ立て直していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

「シリアスゲーム」刊行8周年記念トークセッションを開催しました

 先週金曜日の2月20日に、Ludix Lab主催の「『シリアスゲーム』刊行8周年記念トークセッション」を開催しました。ちょうど2007年2月20日から8年目でのセッションで、予定よりも多くの参加者の方にご参加いただきとても盛況な会となりました。ご来場くださった皆さま、どうもありがとうございました。
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 セッションでは刊行当時の状況を振り返り、Ludix Labフェローから本書の各章の解説、最近のシリアスゲームのその後の展開についての話をしました。
・シリアスゲームを軸とした異分野連携による活動の進展が国内にも拡がってきたこと
・シリアスゲームの効果に関する研究が進展していること
・学校へのゲーミフィケーション導入の動きが進んできている
という点について、事例を紹介しながら解説しました。
 最後に
・小説、映画、マンガ、アニメなど、他のコンテンツ産業と同様に「良質なエンターテインメント」として社会のためになるゲーム
・学校が対応できてない、人々の学びや成長を支える、「教育や社会問題解決のためのツール」としてのゲーム
・本来の意味での「ゲーミフィケーション」による、「社会の仕組みや活動を支える要素」としてのゲーム
といった、3つの方向でさらにこの分野での研究や実践が進んで行って、わざわざ「シリアス」をつけなくても、ゲームの有用さや価値に対する社会の認識が変わっていく過程にあるし、まだ未開拓領域の多い、さらに追求していく意義の大きいテーマであるという話で結びました。
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 今回のセッションを終えて、これまでこのテーマでの研究や実践を10年ほど続けてきて、途中どうなることかと思うこともありましたが、振り返れば実はそれなりに道が出来ていたのだなという心境です。自分が続けなければ停滞して消えていくのではないかと危惧する厳しい時期もありましたが、この方向で進んでいきたい人のために自分の持ち場を守るような気持ちで続けてきたところもありました。
 今も決して成功しているわけではありませんが、自分が関わらなくてもあちこちでシリアスゲームのイベント(今日も「シリアスゲームジャム」が開催中です)やプロジェクト(3月のDiGRA Japan年次大会では10件以上のシリアスゲーム・ゲーミフィケーション関連の研究発表が行われます)が行われるようになりました。それに何よりも、Ludix Labのフェローたちをはじめ、一緒に活動できる仲間が増えてきたことが、ここまでの活動の大きな成果だなとあらためて考えさせられるセッションでした。
 今回も企画して準備してくださったLudix Labフェローの為田さん、高橋さん、池尻さん、福山さん、それに運営スタッフの皆さんもおつかれさまでした。これからも引き続きよろしくお願いします。
 今年度のLudix Labの活動はここまでで一区切りですが、来年度もまた違う形で研究会やワークショップなどを企画したいと思いますので、皆さんまたどうぞご参加ください。
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アシスタントスタッフ募集

 人材募集・お仕事依頼のお知らせです。藤本のゲーム学習研究やプロジェクトの業務をサポートしていただけるアルバイトスタッフを募集しています。
 大学生以上の方で、下記の条件に合う方でしたら、応募資格の制限は特にありません。実働週2日程度~で在宅でできる仕事をお探しの方、ぜひご応募ください(または、フリーランス・法人の方へ仕事を発注する形が取れる業務もありますので、お問い合わせください)。
勤務場所:
・基本的に在宅勤務(週1回、東京大学本郷キャンパスで打合せ、Skype等で代用可)
業務内容:
・ゲーム学習に関する調査事務、資料整理
・MOOCに関する調査事務、資料整理
・その他研究プロジェクト等の補助業務、事務局対応
条件:
・週1回東大本郷キャンパスに打ち合わせに出席できること
・週2~3日(実働週10~20時間程度)作業できること(分量は応相談)
・在宅業務のため、まめに連絡、報告ができること
・Excel, Word, PowerPointで基本的な操作、文書や表作成ができること
※以下のスキルをお持ちの方を優遇します。
・ブログ更新や基礎的なWebサイト制作ができる
・英語資料を読んで情報整理ができる
・簡単なビデオ撮影、映像編集ができる
募集人数:1~2名
報酬:
・月額5万円~(経験・スキルにより優遇)
・打合せの際の交通費支給
勤務開始時期: 採用後即開始を希望
選考方法: 書類審査のうえ、必要に応じて面接で選考します。
採否の通知: eメールにて個別にご連絡します。
締切日: 2月23日(月)到着分まで
(採用者が決まり次第締切りますので早めにご応募ください)
応募方法:
eメールで自己紹介、簡単な履歴書(書式自由、形式よりもどんな人か分かる書類)を添えて、
tfuji <at> anotherway.jp
宛にご連絡ください(お問い合わせもこちらへお願いします)。