2017年を迎えて

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

年末休みに入って帰省した途端に体調を崩してしまい、少し寝込みつつの年末でした。無理をせずに素直に休んで回復してきて、新年から気持ちを切り替えて始動しようかというところです。

2016年は自分にとって難しい一年で、振り返ってみてもちょっと疲れたなという気持ちが先に来る日々が続きました。思うようにいかないことや余計なことに時間を取られることが多く、その中で役目としてやるべきことをやり、耐えて持ち場を守っているうちに一年が過ぎた感じでした。ツキのない場面や厳しい状況が続きましたが、いずれも最悪には至らずに乗り切ってこれたので、悪いなかでも大過なく過ごせたことを感謝したい一年でした。

十分ではないながらも、それなりの成果は出せた一年でもありました。一から自分で起案して、コースデザインも担当したMOOC「Studying at Japanese Universities」を世に送り出すことができました。まだ至らないところは多いですが、リソース不足の中で打てるだけの手は打ちました。

10年ぶりにオンラインゲームのユーザーコミュニティ研究(ねこあつめ研究)に着手して、国際会議発表までは進めることができたのもよかったです。まだやりきっていませんが、誰もやれない(やろうともしない)独自路線の研究を一つ形にはできました。LudixLabの活動も少し縮小しつつも初の電子書籍「入門 企業内ゲーム研修」の出版と、キャリア学習カードゲーム「ジョブスタオンライン」の開発ができたのは昨年の成果でした。

これらの成果は、自分がペースダウンして苦しい場面でも、一緒にプロジェクトを進めたメンバーの協力で前に進んで成果が出るまで進むことができたので、周囲の力に頼ることの大切さをこれまで以上に感じた一年でもありました。

2017年も難しい状況は続くので、引き続き悩みながら前に進むことになりそうです。その反面、これまでも後で振り返ってみれば、大事な場面ではあまり迷わずに進んできたところはあるので、何とかなるだろうという気もします。ストレスの多いややこしい状況でもやっていけるのは、自分にあまり期待せず、気負い過ぎない性分のおかげもあるでしょうか。

今年の方針として、昨年以上に吟味して仕事を選ぶこと、アウトプット志向でよりフォーカスを明確にすること、そのために時間の使い方はより工夫することを基本にしたいと考えています。今の自分のできることに少しずつチャレンジを積み重ねて、今のレベルを超える成果につなげていくことを意識して日々を送ろうと思います。

少し昇った別府湾の日の出の写真とともに。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

誕生日の所感と近況

本日は誕生日でした。43歳になりました。
今年も健康に面白い仕事ができていることをありがたく感じています。
厳しい局面や盛り下がる場面にも多々直面しますが、その分今までとは異なるチャレンジも出てきて面白く、ねこあつめとBaby Metalに励まされながら健やかに毎日を過ごしております。

今年に入って、これまで以上に仕事上の役割や、研究コミュニティでの立ち位置など、変化していて、数年前とは異なる中堅的な視座で活動を捉えることが多くなってきました。

自分の馬力が落ちているせいでもありますが、自分独りでは手が回らない状況が増えてきました。いかに人の力を借りるか、連携してみんなで乗り切るか、ということを考えながら策を講じる日々です。以前から、自分でやらなくていいことはやらず、自分しかできなそうなもの、自分がやる方がましなものを自分がやるという方針で活動してきましたが、方針だけでなく具体的な体制に落とし込まないとこの先も厳しいなということをひしひし感じる毎日です。

現在は、年初に仕込んだ企画がいくつか佳境を迎えており、今はそれをしっかり仕上げることに専念しています。いずれも面白い成果につながるように心して取り組みます。

最近の成果として、先月、初めて電子書籍として出版した「入門 企業内ゲーム研修」はLudix Labフェロー各位との連携のおかげで形にできました。それともう一冊、この一年引っ張ってしまいましたが、編集を担当していた日本教育工学会の選書はようやく校正段階に入り、出版の見通しが立ちました。昨年開発したキャリア学習カードゲーム「ジョブスタ」は研修パッケージとしての商品化、英語版もリリースし、今年はオンライン版の開発に着手しています。東大で担当している海外向けMOOCは、これから順次公開するコースが続き、今年のピークを迎えています。他にもいくつか今年前に進めたいプロジェクトがあり、それらを夢中で進めていくうちに今年も過ぎていきそうです。

関わっているどのプロジェクトも、自分独りだけで成果を出せるものではなく、一緒に仕事する方々との活動をうまく進めることで何とか形にできているものばかりです。そのなかで自分の付加価値を出すための時間をしっかり取れるように、できるだけ余分なことを削って前に進んでいるような毎日です。

この歳になっても、1年前の自分ではできなかったことができるようになっていたり、気づかなかったことに気づいたりという実感は続いていて、それが毎日を生きる楽しさや生きづらさ軽減につながっているところがあるように思います。自分の性分のようなものは今更大きく変えることはできないにしても、その性分と付き合いつつ良い仕事を続けていくように日々を過ごしていければ良いかなと思います。

謹賀新年2016

新年明けましておめでとうございます。
昨年も多くの皆様に大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。

実家に帰省して、何となく2015年を振り返っているうちに年を越してしまいました。今年も健康に大過なく1年を過ごすことができたことに感謝しています。

昨年も活動の成果はある程度出すことができたと思いつつも、自分で大体ここまでやればこれくらいの成果が出るかなと予想する範囲での成果にとどまっていた感がありました。余裕を持って仕事ができるようになることは悪いことではありませんが、なんというか、その状態に自分が先に飽きてくるようなところがあって、昨年後半は自分の能力的な壁の前でウロウロしながら、この数年で自分の向かう方向において何にフォーカスするのが良いか考えながら過ごしていたところがありました。

目の前の仕事をこなしながら、気持ち的には模索が続いていましたが、おかげで今年はフォーカスする方向がある程度見えてきました。後はその方向に沿って仕事をしていけば、年末にはある程度成果が出ているだろうという希望を持って臨んでいきたいと思います。基本的な方針は、研究者として他の人がやらないこと、やろうとも思わないことをやる、社会に有用で面白いことを面白くやる、ということです。この方針は10年以上変わっていませんが、最近気持ちが薄れていたことで、考えがぶれて逡巡しがちになっていたようなので、この点は今年は基本に立ち返って進んでいこうと思います。

年齢的にも40代半ばに差し掛かろうとしており、ここからもう一段階大きな仕事をするには、そろそろドライブをかけてチャレンジしていかないといけないという気持ちが高まっています。焦らず着実に進めて、足りないスキルの学び直しも力一杯やっておこうと思います。

今年は昨年以上に重要な仕事が増えそうなので、気を引き締めながら、存分に腕を振るっていきたいところです。具体的な活動内容については、順次ご報告していくことになるかと思いますので、面白がって見守っていただければと思いますし、多くの方々と共に成果を出していければと思います。

そのようなことを考えつつ、新年初日を過ごしています。
皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

誕生日を迎えての近況など

 42歳の誕生日を迎えました。
 多くの方からFacebookなどでお祝いメッセージをいただきありがとうございました。個別にお返事できなくて申し訳ないですが心より御礼申し上げます。このようなタイミングは、ご無沙汰している方と気軽にキャッチアップするきっかけになって良いですね。飲み会やご相談のお誘いをいただいた方々もありがとうございます。ご希望に合わせて時間作りますので、ぜひまた日程調整させてください。
 近況のご報告ですが、東大に来て5年目に入り、担当する業務も海外向けのMOOC専任に近い状態で動けるような立場になったので、ここ数年でも一番精神的に余裕のある状態で仕事できているのが嬉しい変化です。昨年の誕生日に書いているブログを読み返しても感じますが、しばらく実際降ってくる仕事を受け身でさばくだけで精一杯の厳しい時期が続いていました。周囲のご配慮をいただいたおかげで一番厳しい時期はなんとか乗り切って、今は少し落ち着いたところにいる状態でしょうか。
 昨年から今年にかけて、成果を形にするということに集中してきましたが、現在は日本教育工学会が進めている教育工学選書「ゲームと教育・学習(仮)」の巻の共編著者として刊行準備を進めています。遅れていた担当分の原稿執筆も最終段階ですので、ペースアップして遅れを挽回したいと思います。
 Ludix Labの昨年からの活動成果として、キャリア学習カードゲーム「ジョブスタ-Create Your Star Job-」の製品版と英語版の制作を進めています。英語版は国際会議のゲームコンペにエントリー予定です。今年度のシリアスゲーム開発ワークショップも順調に進んでいますので、今年後半にかけて、次の作品を出せればと思います。
 大病もせずほどほどに健康に過ごしていますし、大事なく後厄の年を過ごしていますので、40代という歳をあまり実感しませんが、薬局で目薬を選ぶ時など、ナントカ40とかいう中年向け商品を選ぶ年頃に入ってきたことを日常でふと感じさせられます。若い頃の闇雲に馬力で頑張る力が落ちていたり、きちんと睡眠を取らないと機能しなくなっていたりして、できなくなっていることもあるのですが、少し以前の自分ができなかったことができるようになっている成長実感はこの年になっても感じています。来年はどんなことを考えて過ごしているだろうかと毎年楽しみに思っていますが、来年もそういう気持ちで誕生日を迎えられればと思います。

今日が誕生日でした

 オフィスで業務の打合せをしていたら、サプライズで部門のスタッフの皆さんに誕生日を祝っていただきました。Facebook上でもいろんな方からメッセージ頂きました(皆さんありがとうございました)。
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 今日で41歳なのですが、あらためて考えると、これは見事に中年領域ですね。さまざま考えさせられるものがあります。40歳の一年間は、一心に日々仕事をしていたら過ぎて行った感じでしたが、今年に入ってからだいぶ仕事の立場や役割的なものが変わってきて、面白く思うところも多い反面、雑多なことをモチベーションを保ってどうにか乗り切っている局面もあり、心境は昨年の今頃に比べてだいぶ違う感じがしています。
 日々の業務にストレスを感じる場面も少なからずあるのですが、ストレス値が一定ラインを超えるとその状況が可笑しくなってきて、逆にモチベーションが上昇して仕事が進むというサイクルが続いています。そのうちパンクして停滞するのか、突き抜けて別世界へ逝ってしまうのか、精神的に未知の領域で仕事をしている感があるところは、40代の微妙な新感覚です。
 最近は細かい調整業務的なものが尋常でなく増えてきて、雑務に忙殺されて研究の時間が持てない、でも研究業績は出さないといけないという月並みな閉塞状況にあるのですが、そういう状況を不満に思うと本当につまらない思いをするので、雑務を独創的に進めながら研究も勢いで前に進めることに活路を見出そうという毎日です。身体が不調だとそれも長続きしないので、体調管理が優先事項ということは30代の頃よりも意識させられている気がします。
 今年はイレギュラーな業務を確実にこなせるように意識して守備的な構えで活動していることもあり、楽しい話題はさほど多くありませんが、周りの人々や、僕のような立ち位置でがんばっている人の励みになるような仕事ができれば、それが次につながるし、自分にとって幸福な状態につながると思いつつ、さらに仕事に励もうと思います。
追記:
このブログを書いた後開催したLudix Labのシリアスゲーム開発WSの参加者の皆さんにもサプライズでお祝いしていただきました。これまで誕生日何もしないことの方が多かったですが、今年はたくさん祝っていただいて、とても嬉しい一日でした。皆さんどうもありがとうございました!
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年頭のご挨拶 2014

 今年もスロースタートですが、新年あけましておめでとうございます。
 年末年始は仕事から完全に離れて、実家で家族とゆっくり過ごして充電してました。中途半端に休むと疲れが出るようで(あるいは単に飲み疲れか)、東京に戻ってからも休養優先でおとなしく過ごしていました。
 昨年は前厄の年でしたが、特に不運な事故なく、大病もせず健康に仕事に励むことができてよかったです。
 一番大きな出来事は、東京大学のコーセラ参加、MOOCの新規立ち上げがどうにか無事に完了したことでした。大学教育の大きな変化の契機に立ち会えて、その動きに貢献できたのはとてもありがたいことでした。2月に準備でコーセラを訪問し、また4月に参加大学が一同に集まるパートナーカンファレンスに参加した際に、世界の大学の活発な動きや、それを設立されたばかりのベンチャー企業が起こしている状況を目の当たりにして、その動きの激しさに圧倒されるばかりでしたが、得難い経験でした。
 MOOCの今後については、国内外でいろいろと議論されていますが、現在のスタイルでそのまま拡大して定着するということはないと思います。前にも述べましたが、今提供されているものは完成形ではありませんし、今見えているものだけでその価値を評価すると行く先を見誤ると思います。今の盛り上がりがクールダウンして、体力のないところや意欲を失ったところから淘汰され、形を変えつつも、公開型オンライン教育サービスという手法自体は社会に定着することになるでしょう。その時には現在のように意欲の高い学習者しか続かないサービスではなく、学習支援方法や利用される技術も今とは異なるものが提供されていると思います。ゲーム学習、ゲーミフィケーション的な手法もその中で貢献できるところがあるはずです。
 さて、昨年は職場も変わって、業務内容や仕事に関わる立場も変化して、変化に対応しながら合間を縫って、研究者としての活動に残りの体力を全投入して過ごした一年でした(一年分の勤勉さを前半で使い果たして、後半はかなり出涸らし状態でした)。ゲーム学習の研究拠点を創ることを目指し、Ludix Labを立ち上げて活動を開始しました。フェローや研究会にお招きした講師の方々とのコラボレーションの機会を得て、学会や周辺の活動で一緒に活動できる仲間も増えてきました。手応えは感じていますので、今年もさらに研究拠点としての受け皿を拡げていきたいと思います。
 40代に入り、だんだんと頑張れなくなる自分とどうつき合っていくかが課題に思えてきました。何かを我慢して続ける気力や、とにかく無理やり前に進める馬力のような力が落ちてきている分、別の力で補わなければ良い仕事を続けていくことができない気がしています。それに今の自分の力量では、50代になっても研究者として活躍できているイメージがわかないので、40代前半のうちにもう一段階、自分の頼みとするスキルを磨いておこうと思います。学びたいことも研究として進めたいこともたくさんありますが、何をしようか考えるにつけ、実は手持ちの時間は案外多くないことを思い知らされます。
 今年も変化ある一年になりそうですし、仕事を詰め込み過ぎずに、大事なことにリソース投入できるように、なるべく身体を空けて地道にインプットとアウトプットを進める方向で身を処していこうと思います。
 それでは皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

40歳になりました

 誕生日を迎えた瞬間は、職場からの帰り道の最寄り駅辺りを歩いてました。去年のおみくじで出た「一心に仕事に励みなさい」という教え通りに、一心に仕事に励んできた今年の状況をよく表している場所で誕生日を迎えた感じです。
 三十代最後の1年は、おかげさまで面白い仕事がたくさんできて、一年前の自分よりちょっとはましな人間になっているかなという気はします。今年も同じように仕事中心で過ごすだろうと思います。仕事とひと言で言っても、勤務先の業務と研究の両面がありまして、今の自分としての課題は、業務のパフォーマンスを最大限あげつつ、研究活動のパフォーマンスも最大化するペースを作っていくことです。研究者というのはライフ=研究なところがあり、業務と研究のペースを作ることがある種のワークライフバランスへのケアのようなものだと思います。
 その点、最近バランスが崩れ気味なところはありますが、優先順位順にどんどん仕事をこなしていきつつ、自分の研究の時間を隙間にねじ込んでいく感じでペースができてしまってます。そうすると通常の趣味的な活動にはあまり手が回らず、酒飲んでテレビ見て過ごすくらいの元気しか残らないのは悩ましいですが、自分の人生に欲張ってあれこれ詰め込まずに生きるのも一つのバランスの取り方かなと思います。
 新しい職場で働き始めてひと月ほどが経ちましたが、思えば、新卒の頃からこれまで関わった仕事は、新規事業や短期のプロジェクトが多かったので、定常的な業務がまわっている部署でスタッフの業務管理をするような立場で仕事するのは新鮮な感じです。新鮮さと面白さに没頭しているうちに日々が過ぎていく感じです。
 四十にして惑わず、と言いますが、たしかに以前よりもベースはあまり惑わずにいるような感じではあります。これまでの経験で対応できることが増えたというか。でも、疲れて雑念が入ったり、予期せぬ苦難に直面すれば、普通に疲れて惑ってます。そういう自分がどこまで不惑なのかわかりませんが、少なくとも30代の日々よりは生き易く、毎日を心穏やかに過ごしている感じはあります。
 そんなことを考えつつの四十代初日ではありますが、さらにまた次の展開を楽しみにしつつ、今日も明日も仕事に励みたいと思います。変わらずこれからもよろしくお願いいたします。

2013年の活動に向けて

 皆様、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 今年の方針として、個々のプロジェクトや活動については確実に成果にしていきつつ、もう一方では、これまで意識できてなかったことを意識することに気を配りたいと思います。
 昨年も成果を出すことは意識していましたが、自分の力不足でアウトプットの形にできてないことが残る傾向がありました。足りない力を補うには、継続して学習しながら壁を乗り越えていく必要がありますし、そのために時間を取らないと、自分の手持ちのスキルだけで対応できることしかアウトプットできない状況に陥ります。なので昨年以上に、限られた時間を大事に使えるように自分の基準を持ちたいと思います。
 個人的な学習課題として、最近、文章を書くスピード全般が落ちているのを感じるので、ライティングスキルを再点検することと、英語でのコミュニケーションでボトルネックになっているところを改善していこうと思います。新しいアプリやツール類を利用する時間自体が減っているので、実験的にいろいろと試す時間の優先度をあげようと思います。
 自分の苦手なことや弱いところの補強には思った以上に時間がかかるので、その時間をしっかり確保する、そのためには今の仕事の仕方をかなり見直さないといけないと考えています。業務上必要なことや役割的に外せないことは昨年以上に効率重視で対応し、自由に使える時間を増やす、自分でなくてもよい仕事は極力減らす。その一方で、一考して是非の判断がつかない新しい仕事はまず踏み込んでみること、すぐに結果がでなくても大事だと思うことは続けることを判断基準として持ちたいと思います。
 今年は仕事的にいくつか変化がありそうですが、それは長期的には前向きで必要な変化だと思います。楽しいことばかりではないですが、結果として今よりも状況がよくなり、また1年後には今よりも面白いことが見えるようになっていて、今は考えきれないことをもう一歩踏み込んで考え、実行できるようになっているだろうと思います。昨年よりもまだまだ仕事の精度を高められると思うので、今年も健康に留意しつつ、日々の仕事に励みたいと思います。
 当ブログはもう10年くらい続けていることになりますが、ペースはその時々で波がありつつ、細々と続けてきました。これからもその時々のモチベーションに応じて、不定期更新で続けていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

2012年の活動の振り返り

 年末休みに入り、実家に帰省して、温泉につかりつつ1年の振り返りをしています。といっても、頭が休みたがっているのか、あまり生産的なことを考えようとしない感じなので、ひとまずはいつものように今年の業績リストを整理するという作業に付随させて1年を振り返っているところです。
 大学に所属する研究者という職業柄、年度の区切りには所属組織への報告や、何かの申請のための書類を書くたびに最新の業績リストが必要になるので、こういうものは定期的に整理をしておく必要のある性質のものです。税金の確定申告のための伝票整理を普段からしておいた方がよいとわかっていてもなかなかやれないのとちょっと似ていて、自分で区切りを付けてやっておかないとたまって面倒です。僕の場合は、年中に必要がでたときにちょこちょこアップデートした分を年末に一度整理しなおして、報告事項の重なる年度末に差分をアップデートするというペースが定着してきました。
 そんなわけで、2012年は以下のような活動をしてきました。クローズなものや自分で管理してないものを含めればもっとありますが、だいたいこんなところです。ひと通り区切りのついたもの、仕込みだけやって発表してないものや論文に仕切れてないもの、着手だけしたけど手が回らず進んでない仕掛品もいくつもあります。あと、どんなにがんばっても非公開な論文の査読もあります。カウントしてませんが、今年はなんだか査読に時間を取られることが多かった気がします。休みのたびに査読して報告を書いていたような。それに査読もそうですが、あちこちの学会絡みのボランティア活動がだいぶ増えて、来年はさらに増えそうな気配なのがよからぬ傾向です。自分で基準を作って判断しないと、仕事というのはどんどん入り込んでくるし、同じパターンでは対応できないことが増えてくるので、新たな仕事への望ましい対処の仕方を模索する日々が続きます。
 大分県の別府にある実家では、餅をついて、カレンダーを替えてと年末な感じで過ごしています。今朝はずいぶん寒く、軽く雪が舞っていました。来年はどんな1年になるでしょうか。皆さまもよいお年をお迎えください。

★論文(査読無)
藤本徹 (2012) サービスとしてのゲーム. 情報の科学と技術, 62(12), 502-507.
★国際学会発表(査読有)
Yamauchi, Y., Fujimoto, T., Takahashi, K., Araki, J., Otuji, Y., and Suzuki, H. (2012.10) Impact of Using Facebook as a Social Learning Platform to Connect High School Students with Working Adults. Proceedings of E-Learn 2012. Montreal, Canada. (Outstanding Paper Award 受賞)
Fujimoto, T., Misono, T., Takahashi, K., Otuji, Y., Suzuki, H., and Yamauchi, Y. (2012.10) Designing a Game-based Social Application for Mathematics Education. Proceedings of Meaningful Play 2012. East Lancing, MI, USA.
★国内学会発表
藤本徹, 山田 政寛 (2012.9) ゲームを利用した学習の効果とその評価方法に関する検討, 日本教育工学会第28回全国大会(長崎大学)講演論文集. 2012年9月17日
高橋 薫, 荒木淳子, 藤本徹, 野口雅乃, 鈴木 久, 大辻雄介, 山内祐平 (2012.11) Facebookを活用したキャリア教育支援プロジェクトを通しての高校生のキャリア観の変容. 日本教育心理学会第54回総会発表論文集, 琉球大学.
山内祐平, 高橋薫, 藤本徹, 荒木淳子, 大辻雄介, 鈴木 久 (2012.9) Facebookを利用したキャリア学習環境. 日本教育工学会第28回全国大会(長崎大学)講演論文集, 2012年9月15日
高橋 薫, 藤本 徹, 野口 雅乃, 鈴木 久, 大辻 雄介, 山内 祐平 (2012.9) Facebookグループを活用した高校生小論文作成コミュニティの実践. 日本教育工学会第28回全国大会(長崎大学)講演論文集, 2012年9月17日
北村士朗, 藤本徹, 妹尾堅一郎 (2012.8) 知財人財育成のための講師養成手法の開発と実践. PCカンファレンス2012論文集, 341-344, 京都大学.
高橋薫, 藤本徹, 野口雅乃, 大辻雄介, 鈴木久, 山内祐平 (2012.3) Facebookを活用した高校生のキャリア教育支援の試み-「移動する子ども」であるベトナム人高校生は自らの学びをどのように捉えていたか―. LICCB2012予稿集.
藤本徹, 御園真史, 高橋薫, 大辻雄介, 鈴木久, 山内祐平, (2012.3) 数学教育のためのゲーム型学習Facebookアプリケーションの開発. ゲーム学会「ゲームと教育」研究部会第5回研究会, 香川大学. 2012年3月9日
藤本徹 (2012.2) 大学教育における「クエスト型授業」の開発と実践, 日本デジタルゲーム学会2011年次大会, 立命館大学, 2012年2月25日
★講演:
藤本徹 (2012.9) ゲーミフィケーションの捉え方, TGSフォーラム2012ゲーミフィケーションセッション, 2012年9月21日, 幕張メッセ.
藤本徹 (2012.8) 海外の健康福祉分野におけるゲーム利用研究の動向, 第26回wellbeing研究会「ゲームを実生活で活かす~シリアスゲームの健康福祉分野での応用~」, 2012年8月30日, セミナー仙台フィンランド健康福祉センター研究開発館.
藤本徹 (2012.5) ゲーミフィケーションの姿をこうつかめ, 日経BP社主催「最前線ゼロから学ぶゲーミフィケーション最新活用セミナー」, 2012年5月30日, JA共催ビルカンファレンスホール.
藤本徹 (2012.3) 学校はゲームから何を学べるか, CIEC北海道支部第5回研究会, 2012年3月30日
★パネリスト登壇:
「教育イノベーションとしてのゲーム:新しい教育哲学から実践までを考える」PCカンファレンス2012, 2012年8月4日, 京都大学.
「ゲーム研究的な視点から見たゲーミフィケーション」ゲーミフィケーションカンファレンス2012, 2012年6月28日, ヤフーセミナールーム.
「シリアスゲームがひらく新しい未来」九州大学シリアスゲームプロジェクトシンポジウム、アクロス福岡、2012年3月2日
「ゲーミフィケーションとは何か」日本デジタルゲーム学会2011年次大会特別公開シンポジウム, 立命館大学, 2012年2月25日
★インタビュー記事:
MSC Infinite no.23:シリアスゲームのインパクト
http://www.msc-net.co.jp/infinite/23.html
MSC Infinite no.24:シリアスゲームと人材開発
http://www.msc-net.co.jp/infinite/24.html
★主催ワークショップ:
「モバイルゲーム型学習ソフトを利用した授業体験と利用方法検討ワークショップ」PCカンファレンス2012, 2012年8月4日, 京都大学.
「次世代専門人材養成プログラムのデザイン」日本教育工学会第28回全国大会, 2012年9月16日, 長崎大学.
「優れたデザインが生み出すデジタルゲームの楽しさ」, CLGセミナー, 東京大学, 2012年3月15日.
★受賞
日本教育工学会2012年度研究奨励賞受賞
★研究助成(研究代表者として採択されたもの):
「ソーシャルメディアを利用した思考図解化支援ツールの開発」日本学術振興会 科学技術研究費補助金(若手研究(B))(研究代表者、2012.4-2014.3, 研究課題番号24700886, 4,420千円)
「ゲームプレイヤーのスキル熟達化と社会生活への転移に至る促進要因モデルの構築」中山隼雄科学技術文化財団 研究開発助成, 平成23年度 (500千円)
「教育のゲーミフィケーションの理論枠組とモデルカリキュラムの開発」科学技術融合振興財団 研究助成事業, 平成23年度 (300千円)
★社会活動
コンピュータ利用教育学会(CIEC) 理事 (2012年8月~現在)
特定非営利活動法人 Educe Technologies 理事(2012年6月~現在)
日本デジタルゲーム学会2012年次大会実行委員
PCカンファレンス2013 大会実行委員

39歳になりました

 今日が誕生日でした。体組成計に乗ったら39歳に表示が変わってました。Facebookなどでたくさんのメッセージをいただき、ありがとうございました。
 なんだか、自分が若い頃には、30代後半やそれより上の人たちに対して、無意識に精神的な距離を感じるものでした。自分がそう感じたことを振り返れば、若い子たちから自分がそういう風な距離感を持たれていても不思議はなくて、そういうものなのだろうと思います。まだわかりませんが、多分40代でも50代になっても同じようなものなのでしょう。自分の気は変わらなくても相対的に歳だけ取っていく感じ。それと僕の世代くらいまでな気もしますが、なぜか40歳前後になると、バカボンのパパを基準に歳の取り具合を感じる人も多いと思います。僕もあと2年でバカボンのパパに追いつくのか、と思うと何とも言えない気になる反面、歳を取ること自体は大して悪い気はしないです。毎年書いてる気がしますが、若い時分には人生生き辛く感じたものですが、そういうところは年々軽くなっていくのを感じます。若くて生きる毎日もいろいろと嫌なことや面倒くさいことが伴うものだし、若さを手放しで羨ましく思う気持ちはあまりありません。
 あと、最近思うのですが、ゲームをしている自分の様子を振り返ると、自分の性格や生き方の傾向がよく見えてきます。積極的に勝ちに行かないし一番を取りにいかない。負けないゲームは組めても、いざ勝とうとしても勝つゲームが組み立てられない。利己的に勝ちに行っても勝てない一方で、余計な計算を捨てて目の前のことを必死でやると道が開けたりとか、自由度の高いゲームだと、変なスキル上げとか余計なクエストばかりやってレベルがなかなか上がらないとか。ゲームの仕方に自分の生き方が投影されているのだなと思います。なので、政治家が碁をやったり経営者がゴルフをしたりするのは、そのゲームの前後の飯の時間や交流も含めて、人を見るということでは理にかなっているのだなと思う次第です。今思えば、子どものゲームの仕方にもその子の気質が出ていたと思うので、子どもの様子を見れば、案外その子の将来を考える材料になるかもしれません。
 仕事については、新年のおみくじに「一心に自分の仕事大事と励みなさい」と書いてあったので、それを実践しています。自分が大事だと思う仕事を、大事な仲間と一緒に仕事できる環境で仕事に没頭できるのはありがたいことです。これで怠けるのは罰当たりな気がしますので、力いっぱい仕事に励みたいと思います。40歳を迎えるまでもその次の10年も、存分に仕事できたらそれで十分に幸せだろうと思います。
 というようなことを考えつつ、また一年後にはどういう心持で何を考えているのか楽しみにしつつ、この一年を過ごしたいと思います。