拙稿掲載のお知らせ「ゲームの今」「放送メディア研究12」「日本教育工学会論文誌」

 年度末につみあがっていた〆切群を何とか乗り切って新年度に入りました。まだ残っているものを片付けつつ、新年度の活動を始動しはじめたところです。
 昨年後半にかなり研究成果のアウトプットで時間を取っていましたが、今年に入りその結果が日の目を見る段階に入ってきました。ここ最近で下記3本の拙稿が掲載されましたのでご報告いたします。
 刊行順にご紹介しますと、まず、ソフトバンククリエイティブから刊行された「ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード」(徳岡正肇 編著)に「シリアスゲーム・ゲーミフィケーション.」という原稿を寄稿しました。タイトル通り、シリアスゲームとゲーミフィケーションの周辺概念の整理、これらの違いや、近年の動向について解説しています。年明けに入稿して2月に刊行されるというかなりのハイペースだったのですが、ゲーム業界の旬のテーマを豪華著者陣が寄稿して充実した内容の一冊に仕上がっています。
 次に、NHK放送文化研究所が毎年発行している「放送メディア研究」に「ゲーム学習の新たな展開」という論文を寄稿しました。これはシリアスゲーム、ゲーミフィケーション含めゲーム学習についてこれまでの動向を概観して、ここ数年に見られる新しい展開について焦点を当てて解説したものです。
 もう一つ、日本教育工学会論文誌に採録された「ゲーム要素を取り入れた授業デザイン枠組の開発と実践」が掲載されました。これは東京工芸大学のゲーム学科で担当した「シリアスゲーム論」の2011~2013年の3年間の「クエスト授業」の実践成果を論文化したものです。
 今年度は論文に加えて、ゲーム作品も商品化の準備をしています。一人の手で回らないことが増えてきて、お知らせなどが遅れがちになっていますが、少しずつ立て直していきたいと思いますのでよろしくお願いします。